ハッチのアナザーモーニング

内にある思いを全てをぶつけよう 愛するドラクエとthe pillowsに・・・

カテゴリ: ミュージック

ハッチビート先生2
アウイェーー!!

2018.9/5にリリースされた映画「フリクリ オルタナ/プログレ」のサウンドトラック。
「FooL on CooL generation」を拝聴しました。

唐突な新譜レビューで何やってるんだか、と思われるかもしれませんが、Ver4.3バージョンアップ前の一抹の清涼剤と思ってくれれば幸いです。




FooL on CooL generation

サウンドトラックだからBGMでも聞くの? と思われるでしょうが、
中身はピロウズの新曲2曲、リレコーディング12曲の豪華内容なんですよ!
これはファンとして見逃せるものじゃないですよ。


今までもセルフカバーはあった


turn back
結成15周年を迎えた年に「TURN BACK」をリリース

再レコーディング曲:LIBERTY、Tiny Boat、あの頃に戻って、キミと僕とお月様、WANT TO SLEEP FOR、僕らのハレー彗星(計6曲)






rock stock and
結成20周年を迎えた年に「Rock stck & too somoking the pillows」をリリース

再レコーディング曲:サリバンになりたい、Funny Bunny、ONE LIFE、ストレンジ・カメレオン、Swanky Street(計5曲)





フリクリ オルタナ プログレ
今回は29周年を前にして、「フリクリ」の続編公開と共に、使用曲を12曲も再録してくれたんだからファンとしては歓喜の極み。


もちろん期待しかないのだが、リテイク物に付きまとう心配な要素もある
それは・・・原曲とかけ離れることはないのか?



極端な例話になるが、
数年前に私は実の弟をDQ10へのプレイに誘っていた。
どんな様子なのか、試しにYoutubeでアップされたバトル動画を見せた。




バラモス
バトルの対象は当時実装されたばかりの「バラモス」だった。


滑稽なモーションで繰り出す「ネグロゴンドの波動」と「魅了の舞」。



ネグロゴンド

「これは・・・俺の知ってるバラモスじゃないね。。。」

そう言い残し、弟は去って行った。
彼の中でバラモスの尊厳が踏みにじられたらしい。

違うんだ、ボス戦にギミック要素が加わったんだ! 必要な改編なんだ!
そう言ったところで彼の心変わりを止めることはできないだろうし、本人の主観を塗り替えることはできない。
それでも公式ナンバリングのボスなのだから、私は現在のバラモスを受け入れてる。


私も弟もどちらの認識も正しいのだ。


極端な例話を終えるが、何が言いたかったかというと



・オリジナルからの変化をどれだけ楽しめるか

・オリジナルイメージから離れた違和感があるか


この2点を平等に捉え、どれだけ心地良くロックできるか、その点においてレビューするのが望ましいと思う。

前置きが長くなったな。申し訳程度のドラクエ要素ということで認識してほしい。





ビート4
さあ、ピロウズロックをキメましょうか!




「Spiky Seeds」(新曲)
ハルハラ・ハルコをイメージして作られたオルタナロックナンバー。
妖しげなイントロは物語の混沌を予感させ、跳躍的なビートで破天荒な劇展開を期待させる。
ユニークで自由気ままな印象がフリクリのイメージを損なわない。
後半の「ラーラーララーラーラララー♪」のシンガロングがとっても心地良い。

評価:S




「I think I can」(再録)
全体的に音が尖り、ロック色が強まった。
歳とってから尚、音が硬くなるってどういうこと? 普通逆でしょ!?
まったく・・・憧れるぜ!
カッコ良さの向上に伴い、オリジナルの持つ皮肉感と砕けたポップネスが少々減ったように聴こえる。
甘みと辛みのバランスなので、好みによって捉え方が違うかもしれない。

評価:AA




「サード・アイ」(再録)
ツインギターの絡みが特徴的な一曲。オリジナルよりもギター音が立体的になっていて、
さわおパートとPちゃんパートのミックス具合が半端なく進化している。
特にラストに突っ走る展開は、よりドラマチックに仕上がっていて興奮がおさまらない。
歌については若い時よりも声を張っておらず、ありのままの勢いで歌っている。かつてのガムシャラ感が好きな人には物足りなさを覚えるかもしれないが、圧巻のギター音像によりサウンドが完全構築されており、まったく悪い印象に聴こえないのが私の感想。
コーヒー3杯飲むより目が覚める一曲。

評価:S




「MY FOOT」(再録)
イントロのベースエフェクトの違いで「おっ」と反応する。
2014年に脱退したサポートメンバー鈴木淳と現サポートの有江くんのアプローチの違いだね。
ギターとドラムはより硬く、ベースはやや柔らかになったのが今回の印象。
足取りや歩行のタイミングに少々の変化はあれど、今もなお道なき道を歩む現在の足音を感じられる一曲。元々の完成度が高い曲なので、総じて見ると再録の意味合いは低めかも。

評価:AA




「天使みたいにキミは立ってた」(再録)
ライヴでもあまりやらない貴重な一曲。ギターのエッジが効きまくってしびれる。
よりドラマチックに歌われていて、歌詞の求心力が凄いことになってる。
14年後に再録した方がはじけているって何なんだ! 言葉を失うほどのパーフェクトな仕上がり。

評価:AAA




「白い夏と緑の自転車赤い髪と黒いギター」(再録)
こちらも同様、オリジナルが完成しきっているのだが、
無機質と有機質な音色のツインギターがより全面に響いており、何よりもスネアがスパンッと跳ねている。サウンドが粒だっているので、こちらの方がフリクリの世界観に合ってるのかも知れない。
なんてかっこいいんだ・・・月並みな感想しか出てこないよ。
敢えてマイナス点を挙げれば、歳を重ねて達観している現在のさわおさんに自虐的な歌詞がマッチしなくなってきたことぐらい。

評価:S




「Freebee Honey」(再録)
アルバム「ペナルティーライフ」では浮いていた曲。サウンドもぼやっとしててイマイチな印象だった。再録ではよりシャープでタイトなロックナンバーに昇華。
あれ? この曲ってこんなにカッコ良かったっけ?
あとこの曲ってすっごいアニメ向けというか、フリクリの躍動感にピッタリだと思う。
一気に好印象に転じた神アレンジですよ!

評価:AAA




「ノンフィクション(Instrumental)」(再録)
コメディリリーフとしてライブでもウケのいい一曲。
インストナンバーにしてもしっくりくる。フリクリのコメディパートとかで使われるんだろうか。
音像としては非常にライブ感が強いです。ロック果汁100%のジューシーサウンド。

評価:AA




「Fool on the planet」(再録)
またしても完成しきってる曲をチョイスするとは(チョイスしてるのはアニメ制作側だが)
歌い方がフォーク調になった。「時代が望んでも流されて歌ったりしないぜ」と伸び伸びと歌うさわおさんの声は、良い意味で枯れており説得力がありすぎる。
来年30周年を迎えるバンドの厚みが良く出ている。アルバム中、最もベテラン感が表れていたような気がする。

評価:AA




「LAST DINOSAUR」(再録)
泥酔したさわおさんが朝起きたら、いつの間にか出来上がっていた伝説的な一曲。
サウンドは非常に整っているんだけど、やはりオリジナルに見え隠れしていた謎の勢いを再現するのは困難なようだ。
誤解があるといけないから言い訳するけど、充分にカッコイイロックナンバーなんだよ。
でもオリジナルの野生みを再構築して表現するとなると・・・どうしても人工的な産物に聴こえる。
この問題を解決するには、やはりライブ会場でこの曲を聞くしかないようだ。
評価:A




「昇らない太陽」(再録)
身近な人とのすれ違い、孤独感を歌ったナンバー。
オリジナルはパーカッションが重く、強めに響いていてテーマに合わず好きではなかった。
再録ではパーカッションの音量は控えめ。ベースが憂い気に響いて非常にムーディー。
いばらの道を何度も踏破してきたピロウズにとって、この曲は一つの通過点に過ぎず、
大人の余裕というか、優しさすら感じる一曲に仕上がっています。素晴らしい。

評価:AAA




「LITTLE BUSTERS」(再録)
代表曲を再録してくれたので豪華の一言。
正直、オリジナル版は音がこもって聴こえるのでイマイチだと思ってました。
今回は普段ライブで披露している「リトルバスターズ」そのものを響かせてくれました。
これこそが現在進行形の「the pillows」。もはや天晴れとしか言えません。
メンバーと観客が一緒になってシンガロングするライブの醍醐味。それが良く出ていますね。

評価:AAA




「Thank you, my twilight」(再録)
これほど再録されて嬉しい曲はない。
オリジナルのサウンドミックスは失敗だったと本人も公言しているが、今作をもって完全補完されたと断言できる。慈しみに満ちたさわおボイスに畳み掛ける激情のギタースクリーム
サビに響くディストーションの大波に心も遠く運ばれて、気が付くと涙が頬を伝っていました。
アメリカのライブではこの曲でダイブが起きると言われてますが、今ならアメリカ人に同意できます。
文句なしのキングオブ再録ソング!!

評価:SS




「Star Overhead」(新曲)
フリクリオリジナルの主人公、ナオ太が成長してハルコを想うテーマらしい。
ベースが踊りまくっていて非常にノリノリでセクシーな一曲。
過去のピロウズで類似する曲が見当たらないような。いい意味で現代的な楽曲になってる。
是非ともライブで踊りたい! 躍らせてくれ!!
現在の息遣いを感じさせてアッサリと締めくくり、アルバム最後に相応しいナンバーですね。

評価:S





結局AとS評価しかなかったよ。
それほど素晴らしいアルバム。単なるサウンドトラック集なんかじゃないよ。


映画「フリクリ オルタナ」は9/7に早速公開。
そして9/19には新譜「REBROADCAST」がリリースされます。なんて贅沢な月なんだ・・・!


Ver.4.3迎える前日にわたしは何を伝えているんだか。はは。




バージョンアップ前の暇つぶしになったら
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久しぶりじゃないか
(番外編が)


ギター1
アウイェーーー!!

時々ピロウズ記事を書かないと禁断症状が出てしまうんだ。
レポート記事のついでに読んでもらえると嬉しいんだアウイェー


私のブログの影響力というものは微々たるもので、いくらピロウズ好きを叫んでも10人くらいにしか響かない。開始当初からブログタイトルがすべてピロウズの曲名で通しているこだわりに誰も触れてこないので、そこんところはお察しってヤツだ。


往生際の悪い私はプレイヤーイベントなどでピロウズの曲名やフレーズをアピったりするわけです。
最たる例はイコプ氏のイベント「能力者しりとりバトル」



能力ストレンジカメレオン
イコプ氏のブログ「畢竟ドラゴンクエスト」より
画像リンクで飛べるので是非ともチェックしてほしい


ピロウズの代表曲の一つ、「ストレンジカメレオン」を能力名に選んだのですが、イコプ氏もストレンジカメレオンの歌詞を抜粋して記事を書いてくれたり(2回戦で)、私にとってはかなり美味しい事件だったりします。

ツイッター上でもDQXプレイ時でもピロウズの話題になった時に、
「Youtubeでチェックしてみようかな」というレスポンスがもらえる機会も増えてきました。




ギター4
そこで!

動画などがきっかけになってピロウズが好きになった人たちに向けて、
入門書ともいうべきベストアルバムを紹介するよ!


ベストアルバムといっても実は複数ある。
ここまで紹介してきた2000年付近(黄金期)までの楽曲を集めたアルバムを2枚紹介しよう。


まずは
「fool on the planet」の画像検索結果
「Fool on the planet」(2001年)

(楽曲)
1.Fool on the planet
2.Swanky Street
3.I think I can
4.インスタントミュージック
5.TRIP DANCER
6.ONE LIFE 
7.屋上に昇って
8.Midnight Down
9.カーニバル
10.確かめに行こう  
11.LITTLE BUSTERS
12.Ride on shooting star
13.NAKED SHUFFLE
14.Funny Bunny
15.ストレンジカメレオン 
16.ハイブリッドレインボウ

(特色)
何といってもタイトルナンバー「Fool on the planet」を収録していること。メロ、歌詞共に評価の高い珠玉の名作。ベストアルバムにベスト新曲ぶっこんできたー! と当時は非常に興奮した。




ええ曲や・・・

他には「屋上に昇って」、「NAKED SHUFFLE」など、第2期の曲も聞けます。第3期とはノリが違うので面白く感じられるんじゃないかと。
アルバム全体のサウンドは緩めな印象で、激しさと穏やかさの展開が絶妙にブレンドされています。ロックに興味がない人には、ポップアルバムとして聴いてもらっても充分楽しめると思うよ。(若干哀愁が漂ってるけど)


どちらかと言えばピロウズの楽曲は洋楽臭い。
Aメロ→Bメロ→サビといった分かりやすい邦楽構造ではなく、バースとコーラスを繰り返す洋楽テイストに近い。この辺の馴染みにくさがピロウズの間口の狭さに直結しているのだが、このアルバム「Fool on the planet」の選曲に関しては邦楽テイストな曲ばかりなので、初心者の耳にとても優しいアルバムです。




もうひとつ
FLCLsoundtracks
FLCL Original Sound Track NO.3(2005年)

(楽曲)
1.Sad Sad Kiddie 
2.Sleepy Head
3.I think I can
4.Blues Drive Monster   
5.カーニバル
6.Come Down
7.Crazy Sunshine 
8.STALKER 
9.Nightmare
10.Funny Bunny
11.Beautiful morning with you
12.Advaice
13.RUNNERS HIGH
14.ハイブリッドレインボウ
15.LITTLE BUSTERS
16.LAST DINOSAUR
17.Ride on shooting star

(特色)
the pillowsのオリジナルアルバムではなく、アニメ「フリクリ」のサウンドトラックである。17曲すべてがピロウズの楽曲だが、曲順編成などはピロウズ監修によるもの。
2005年発売なので誤解が生じますが、ちゃんと2001年までの曲目(アルバム:Smile以前の楽曲)なので、前述の「Fool on the planet」との時代性は一致してます。


元々が勢いのあるアニメなので選曲もわりと激しめ。ノリノリなロックナンバーが展開されます。
アニメのサントラとは思えない程、ハードテイストなのでロック愛好家には満足のいく一枚になるかと。逆にロック苦手な方にとっては、「やかましなー><」な印象を与えてしまうかも。

最大の特色はB面曲である「Sleepy Head」、「Come Down」、「Nightmare」が収録されていること。3曲ともカチカチなロックサウンドです。


(Sleepy Head)

B面もカッコイイのがピロウズの醍醐味


激しさばかり強調したが、ピロウズの「カッコイイ」と「センス」を凝縮した一枚でもある。このアルバムからピロウズ節も充分掴めるし、ルーツとなるロックミュージックも垣間見れるので通な方はニヤリとするんじゃないだろうか。一度再生したら、あっという間に最後まで聴いているジェットコースター感あり。中毒性も感じられる。

ただ、曲の詰め込みすぎ感というか、有名曲を詰め合わせただけの器用貧乏な面があることも批評しておく。もちろん緩急のついている構成なんだけど、アニメで使用された曲のみを上手に並べても、一枚のアルバムとして聴いた時にどうしても芸術性や世界観が乏しくなる。サントラの限界ってやつかな。
この感覚、誰か分かっておくれ。



(総括)
勉強勉強
初心者もおよそ2つのパターンに分かれる。

・特定のJ-POPしか聞かない人
・洋楽に親しみがあり、ロックを聞きなれてる人

前者は是非とも「Fool on the planet」でピロウズ独自の世界を堪能してほしい。

後者は「FLCL Original Sound Track NO.3」でピロウズのロックセンスとパワーを味わってほしい。


本日はここまで


ベストアルバムに興味が湧いてきたら、
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