きゃにゅーふぃーーーーーーーる♪
きゃにゅーふぃーるざっ はいぶりっれいんぼー♪
おっと、気がついたら我が校の校歌を歌っていたじゃないか
アリシア先生が焚きつけたのですぞ、むふふ
休憩はここまでして、授業の続きをやろうか!
ローファイボーイ ファイターガール
さくら・まう:
なんか暖かい感じだー やさしい歌
リョウト:
正直、この曲がシングルでもいいと思うけどね
低音で歌うさわおさん、結構いいよね
レスタト:
メッセージ的には少年少女に向けられた詞かな
軽快で暖かい応援ソングだな
でもメッセージ性はそんなに押しつけがましくないし、
実際にさわおさんもそこまで他人を思って作った曲じゃないそうだ
自分自身が若い時、思い悩んでいた時期に音楽に救われたこと、
その経験を大事にして表したのがこの曲というわけだね
ちなみに「ローファイボーイ ファイターガール」という単語は
最新アルバム『Rebroadcast』(2018)収録曲の「BOON BOON ROCK」の歌詞に突然登場してくるから、さわおさんの世界観を感じるのにとてもいいぞ! この曲も同様激アツ応援ロックだ!!
だーまつ:
さわおさんって若い時何を聞いていたんですかね?
アリシア先生:
主にUKロック、つまりイギリスのロックバンドを好んでいたそうですよ
アウイェー!!
その通り、さわおさんのロック成分の半分近くはUKからの影響があるね
しかし洋楽ばかりではないんだ。
この「ローファイボーイ ファイターガール」の曲の成り立ちに直接関係するバンド、つまりさわおさんが救われ、なおかつ尊敬するバンドがある。
紹介しよう「THE COLLECTERS(ザ・コレクターズ)」だ!!
う~ん、何年経ってもいい曲は滅びないね
いつまでも聞いていられる素晴らしさよ
コレクターズはUKロック成分100%のバンド
非常に親しみやすいポップセンスに加えて、モッズ、パンクのアクセントが決まってカッコイイ
バンド結成で見るとピロウズよりも3年先輩に当たり、親交も深い存在
コレクターズの音楽は若い頃のさわおさんのセンスを磨き、後押ししたといっても過言ではないね
前回(ペナルティーライフ)は佐野元春さんの影響を感じる曲があったし、深堀りしてみたらつくづく面白いアルバムですね今回も。
GOOD DREAMS
なんだろ、切ないんだけど励まされる感じ、不思議な曲
自分自身への励ましですよね、でもさわおさんの生きざまから僕らも励まされるというか
アリシア:
GOOD DREAMSはpillows(枕)が生み出す曲(夢)でしょうか。
「狂いそうな好きな色で遊ぼう」
「ストレンジカメレオン」では周りの色に馴染まない出来損ない、とネガティブな印象だったものに対してこの曲は、好きな有様で好きなように楽しめばいいと、自由で前向きな変化を感じましたね。
ハッチ:
タイトルチューンだけあって夢という言葉がたくさん出てきますね。
夢という単語には願望そのものの意味もありますが、同時に儚さやもろさといったイメージもあります。この歌で歌われているのはどちらの意味も含んでいるんじゃないかと思います。栄光と挫折を繰り返してきたさわおさんならではのニュアンスかと。
現実的でもあり夢想家でもある、面白い表現だと思いますね。
「降り注いだ強い光 僕の影は僕の形してた」
夢の中で降り注がれた希望ともいえる光、それに照らされて自分はどう変わるか。
別に特に変わらないんですね。生じた影は自分の形をしているだけだった。
自分の正体は神でもモンスターでもない。等身大の自分でしかないだけ。
それでも、「何度も何度も胸を焦がして 生まれたばかりのような夢をまた見る」
同期で成功したミスチルやスピッツのようにはなれず、夢破れた者が独自の高みを目指し、音楽という自分の光を求めていくストーリー。先生は涙なくして聴けません。苦々しい思いをしながらも希望を追い求める姿には尊敬の念を覚えます。
15周年を記念するに最もふさわしい一曲ではないでしょうか。
(感動で唇を噛みしめ涙を堪えるアリシア先生)
(感動のあまり奥さんを抱きしめただーまつさん)
(あまりついていけないリョウトくん)
(こっそりaikoを聞いているまうちゃん)
ちなみに「GOOD DREAMS」というタイトルは、多くのバンドに影響を与えた伝説的バンド「THE ROOSTERS(ザ・ルースターズ)」が持つ代表曲の一つでもあるんだよね。
ルースターズも自分の求める夢を歌っています。
ピロウズがルースターズのトリビュートアルバムに参加した時にルースターズ作の「GOOD DREAMS」を収録。
その後自分たちのアルバム制作に取り掛かり、あやかって「GOOD DREAMS」を作曲、アルバムタイトルにしたとか。でもいいセンスしてるよね。
どうだったかな、今回のアルバム「GOOD DREAMS」。
わたしは個人的に失敗ばかりの人生だから、夢破れてもなお希望を持って進んでいく、とかそういうロマンや価値観に弱いんだよね。ピロウズファンなら共感してくれるかな。
でもよく考えてみたら、成功してる人たちだって何をもって前に進んでいるかって考えたときに、それも変わらず夢や希望、光だと思うんだよね。逆に成功者ほどその傾向が強いかも。
だから立場や環境とか関係なしに自分だけがもつ光、希望、夢をもち続けるって人間なら自然な事なのかもね。でもその大切さに気付ける人はあまり多くない。悲しい時代よ。
これからも私はピロウズを聞きながら、自分とその環境を愛しながらを前を向いて進んでいくよ。最後は自分語りになっちゃってごめんね。
それでは今日の授業はここまで!!
ハッチ先生、何を最終回みたいな事言ってるんですか
いや、久々で勝手がわからなくなっちゃってさ・・・
恒例のこのアルバムをDQXの職業に例えてから締めてくださいよ
いや、アレ結構恥ずかしかったんだよね。
誰も共感してくれなかったし・・・
さあ、早く!!
・・・・・
ん~と、前編で支援系のアルバムだと言いましたので、
「どうぐ使い」じゃないっすかね~(適当)
根拠が「支援系」というだけで早々の結論とは・・・
浅はかな・・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
貴様には夢を見てもらわなくてはな、悪い夢を
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ア、アリシアさん・・?!
ぬっ
ええええええ?!
夢なら醒めて!
いい夢見ろよ!
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